
大阪市西淀川区のA様邸、本日は外壁のシーリング打ち替え工事を行っています。

大阪市西淀川区で行われているA様手の3階建ての外壁・屋根塗装工事、本日はシーリングの打ち替え工事を行っています。A様邸の現場の外壁はサイディング外壁になりますのでサイディングの目地、サッシ廻りにはシーリングがあります。

サイディングのシーリング工事は「打ち替え」という工程が基本作業になります。
今回のA様邸でもそうですが、相見積もりを取った際に一部の業者がシーリング工事の工程を「増し打ち」という工程で見積もりが出ているということでした。本来のサイディングのシーリング工事は既存の古いシーリング材を撤去し、そのあとに新しいシーリング材を充填していくのが「打ち替え」という工程になりますが、それに対して、既存の古いシーリングの上からシーリングを充填するのを「増し打ち」という工法になります。当然撤去の手間が省けますので金額はその分安くなりますが、密着のしていないシーリングの上から新しいシーリングを充填してもすぐに剥がれてしまうのがオチです。ですのでサイディングの基本工程は「打ち替え」になりますので皆様も注意しましょう。


古いシーリング材を撤去しています。撤去すると中から青い部材が見えていますね。これが「ボンドブレーカー」になります。絶縁シートとも呼ばれ、建物とシーリングの3面接着を防ぐ役割を果たしています。このボンドブレーカーがない現場では、撤去にかかる時間が倍以上かかります。シーリングの劣化がひどい現場ではよくボンドブレーカーも一緒に外れているケースもありますので今回の現場ではスムーズに撤去作業が進み安心しました。


中には撤去しにくい場所にもシーリングがあります。テラス屋根と壁の取り合いなどにもシーリングがありますので今回はそこも一緒に撤去しました。

シーリングの打ち替えが完了しました。撤去後の工程は、①マスキングテープでシーリング充填箇所の養生、②シーリング材の密着性を上げるために下塗りのプライマーを塗布、③シーリング材の充填、④ヘラで充填後のシーリングを均す作業がありようやく完成に至ります。

写真のようにバルコニーの外の開口部分の周りにもシーリングがありますので忘れずに打ち替えました。古く劣化していたシーリング材も新しく打ち替えることが出来ましたのでこれで雨漏りなどの心配がなくなりますね。
あとは、シーリング材をしっかり乾燥させれば完成になります。乾燥に1日~2日程かかりますので明日の工事はお休みになりますね。明後日の作業も乾き具合によっては作業ができません。しかし十分な乾燥期間を設けることがシーリング工事の失敗を防ぎ耐久性などもアップしますのでその辺の見極めをしっかりとしたいと思います。
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