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ALCパネルの優れた特徴や外壁塗装時に知っておきたい注意点を解説
ALCパネルの外壁材というとかつてはビルなどの大規模な建物に使用されることが多かったのですが、だんだんと戸建ての住宅に採用されることも増えてきました。
その理由は何と言っても基本性能の高さです。
『軽量』『耐久性』『断熱性』『遮音性』『耐震性』『不燃性』といった要素に優れており、建材の理想のほぼ全てを兼ね備えていると言っても過言ではないALCパネルですが、弱点も存在しています。
本記事ではその対策となるメンテナンス方法を始め、ALCパネルの外壁塗装にベストな特徴を持つ塗料などを解説いたします。
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ALCパネルとは?
ALCパネルのALCは(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)の略で、『高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート』を意味します。
■高温高圧蒸気養生:
高温かつ高圧の水蒸気によってコンクリートを養生し、通常で28日を要する強度の形成をたったの1. 5日で実現することが可能なALCパネル独自の仕上げ方法。オートクレーブ(高温高圧蒸気釜)養生とも呼ばれる。
内部に無数の気泡を形成し、それによって通常のコンクリートに比べて約1/4の軽さを最大の特徴としているため、『軽量気泡コンクリート』と名付けられています。
セメントに気泡を発生させるアルミニウム粉末の他、生石灰や石膏、珪石を混ぜ込み、補強材の鉄筋やラス網(金網)とともに凝固させます。
その後、高温・高圧の蒸気で養生すると、極めて安定したトバモライト結晶が生成されます。
この結晶は乾燥収縮や熱膨張が小さく、反りやたわみ、クラック等が発生しにくいのが特徴です。つまりALCパネルは非常に優秀な性質を持った外壁材と言えるのです。
普通のコンクリートを打設する場合、できるだけ気泡が入り込まないように工夫します。ところが工場で生産されるALCはわざと気泡を発生させて、多孔質にするのです。気泡が含まれた分だけ、ALCは軽くなります。またその気泡は各々独立していますから、極めて熱を伝えづらいのです。
コンクリートですから当然、不燃です。不燃で軽く、高断熱という特徴はこれらの構造のおかげなのです。
ALCパネルは多様な用途に応じるため、建材を「厚型」と「薄型」の2種類に分けて展開しています。
1. 厚型パネル
厚型パネルは厚さ75mm以上のパネルで、主に鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建築物に使用されます。
厚みがあることによる高い強度と耐火性能を持ち、耐火建築物に適しています。
また、断熱性と遮音性も優れているため、ビルやマンションなどの大型建築物で用いられることの多い種類です。
2. 薄型パネル
薄型パネルは厚さ35mm以上、75mm未満のパネルで、主に木造や鉄骨造の一般住宅に使用されます。
薄型パネルのメリットは軽量で扱いやすく施工が容易な点です。
こちらも断熱性と遮音性がしっかり確保できるため、戸建て住宅や小規模な建築物に用いられることが多いです。
厚み以外にも、ALCパネルは平らな形状で外壁の平面部分に施工される『一般パネル』と、建物の四隅に適したL字型の『コーナーパネル』というように分類されています。
- ☑ 耐火性に優れている
- ☑ 高い断熱性能
- ☑ 優れた遮音性能
- ☑ 軽量で耐震性が高い
1. 耐火性に優れている
ALCパネルは不燃材料であるため、火災時に住宅の延焼を防ぐことができます。
さらに、火災が発生しても有毒ガスの発生が少ないです。
2. 高い断熱性能
内部に多くの気泡を含むALCパネルは、優れた断熱性能を持っています。
気泡が空気の層を作って外気温の影響を低減してくれるため、冷暖房による室温が保たれやすく、夏は涼しく・冬は暖かい快適な住環境の実現に寄与してくれます。
通常のコンクリートの約10倍という断熱性能から、ALCパネル内部の気泡がいかに重要な役割を持つかが分かりますね。
3. 優れた遮音性能
ALCパネルの気泡構造は音を吸収してくれるため、断熱性だけではなく高い遮音性能にも一役買っています。
交通量の多い道路沿いや騒音が気になるエリアでの住宅に採用することで、生活の大きな悩みになりやすい音の問題を減らすことができます。
4. 軽量で耐震性が高い
ALCパネルは通常のコンクリートの約1/4の軽さを持つため、建物全体の重量を軽減し、地震時の揺れを抑える効果があります。
外壁はお住まいの中でもかなりの割合を占める建材ですので、軽量化による恩恵の大きさが伺えます。
軽量で耐震性に優れることから、地震が多い日本の住宅にマッチした外壁材なんです。
- ☑ 吸水性が高い
- ☑ 初期費用が高い
1. 吸水性が高い
ALCパネルは水を吸いやすい性質があります。
そして、この吸水性の高さがALCパネルの最大の弱点です。
適切な防水処理を施さないと雨水や湿気をどんどん吸収してしまい、膨張やひび割れの原因となります。
では、どうやってALCパネルを長持ちさせるのか。防水のための最適なメンテナンス方法はこの後ご紹介いたします。
2. 初期費用が高い
大変優れた性能を発揮してくれるALCパネルですが、その初期費用は他の外壁材に比べて高めです。
1平方メートルあたりの費用が約7,500円から16,000円となっており、材料費と施工費を合わせると全体のコストは高くなります。
これは戸建ての新築時に一般的に使用されることが多い窯業系サイディングの約3,500円から5,000円の相場と照らし合わせてみると、ALCパネルの初期費用がどのくらいの高さなのか理解しやすいと思います。
しかし、耐久性や断熱性、遮音性などの性能が他の外壁材よりも優れている点を考慮すると、長期的にはコストパフォーマンスが良いと言えます。
外壁の種類 | 1平方メートルあたりの費用相場 |
---|---|
ALCパネル | 約7,500円~16,000円 |
窯業系サイディング | 約3,500円~5,000円 |
ALCの弱点である吸水性の高さは、外壁塗装とシーリング打ち替えで克服できる
建物の外壁材にはさまざまなものがありますが、多孔質で独立した気泡が無数に存在する構造を持つALCは取り分け独特と言えるのではないでしょうか。
先ほど最大の弱点としてご紹介した『吸水性の高さ』も、この多孔質な構造が関係しています。
細かな気泡が無数に存在するALCパネルの表面では毛細管現象が発生しやすく、極小の孔を通じて水分を外壁内部へと引き込みやすいのです。
吸水の影響は思った以上に甚大で、メリットとして挙げた断熱性やそもそもの耐久性を大幅に下げることに繋がってしまいます。
その問題を解消するため、この細かい孔が露出しないように表面を外壁塗装でメンテナンスし、併せて雨水が干渉しやすくなる目地部分の劣化したシーリングを打ち替えていくというのがALCのメンテナンスの基本です。
外壁塗装と目地のシーリング、これは窯業系サイディングなど他の外壁のメンテナンスと変わらないのですが、ALCには殊更、重要になってくるのです。
適切な時期に適正な塗り替えとシーリングの打ち替えを行えば、ALCの50年超という長い耐用年数を全うすることも決して難しくはありません。
日本の住宅の平均寿命が27~28年ですから、ALCパネルはほぼ倍の寿命です。しかも、『高断熱』、『不燃』、『高い遮音性』、『地震に強い』と理想を極めたような外壁材ですから、いつまでも快適なお住まいになれます。
水分を吸い込ませなければ良いという考えから、ALC塗装に「弾性塗料・防水塗料」はどうでしょう?とご質問をいただくことがあります。
確かに伸縮性が高い為、ALCに発生するクラックの影響は受けにくくなるでしょう。
しかし、防水性は問題です。防水性の高さが仇となり、内部からの水分を抜くことが出来なくなるため、吸水しやすいALCパネルから発生した水蒸気や湿気によって引き起こされる塗膜の膨れや剥がれが顕著に目立ってしまい、結果として再度ALCが吸水する原因になります。
このような事態を避けるため、ALCに使用する塗料は透湿性が高いものを選ぶべきです。
透湿性が高い塗料ならば、水蒸気を通過させるため、塗膜に与える影響は最低限になります。
ALCパネルは吸水しやすいのですが、同時に乾燥しやすい性質も持ち合わせます。その乾燥を阻害してしまわないためにも、塗料には透湿性の高さが求められるのです。
塗料は「水性」と「油性」のどちらがALCには適している?
ALCに適した塗料に関して「水性・油性(溶剤)どちらの方が適しているの?」とご質問いただくことがあります。
≪水性=水に弱い≫このようなイメージを持たれている方はまだまだいらっしゃいます。
確かに一昔前までは油性(溶剤)が明らかに高耐候だったのですが、現在は技術も進歩し、耐久性が高く臭いの少ない水性が主流になりつつあります。
隣家が近くて油性特有のにおいが気になる方は水性、周辺環境に問題なく少しでも耐久性を高めたい方は油性(溶剤)の塗料がおすすめです。
隣家が近く臭気が気になる方 | 周辺環境に問題なく 少しでも耐久性を高めたい方 |
---|---|
水性の塗料 | 油性(溶剤)の塗料 |
ALCの外壁塗装には業者選びを特に重視しましょう!
ALC外壁はサイディングやモルタルと較べると費用が高い為、物件も少なく必然的に塗装案件も少ない傾向にあります。
中にはALCの塗装を行ったことがないという塗装業者もいるでしょう。
経験豊富な業者なら、透湿性の高い塗料をチョイスしてくれるはずです。心配な方は「塗料は透湿性の高いものを使いますか」と尋ねてみれば、後々の間違いも少なくなります。
お客様にとって大事なお住まいだからこそ、ALCの特徴を把握した上で技術の高い塗装業者によるALCに適した塗料での塗装工事をお願いしましょう。
ALCの高い断熱性と軽さの元になっている無数の気泡、実はこれが最大のウィークポイントにも成り得ます。
ALCが含水するとそれだけで強度が低下すると言われており(問題のないレベルですが)、そうしたデータを発表しているメーカーもあります。
含水による強度低下は乾燥すれば元に戻るので、それほど深刻なことではありません。
問題は内部に補強のために使われている鉄筋やラス網(金網)です。防錆加工はされているものの、何度も雨水の干渉を受けていればその効果も落ちてきます。
鉄が錆びれば体積は膨張しますから、内部から軽量気泡コンクリートが押し出されることになり、剥落や欠損が生じるのです。
含水によってALCパネルの強度が低下していれば、より剥落や欠損しやすくなるでしょう。
ALC外壁の塗装が必要な劣化サイン
1. チョーキング現象の発生
ALCパネルの塗装が劣化すると、表面を手で触った際に白い粉が付着する現象が見られます。
これをチョーキング現象と呼びます。
チョーキング現象が見られた場合は塗装の劣化が進行している証拠ですので、塗り替えによる塗膜のリセットを行いましょう。
2. ひび割れ(クラック)
ALCパネルの表面や目地部分にひび割れが発生することがあります。
構造上の問題や地震などの外部要因によるひび割れの可能性もありますが、塗膜が劣化して防水機能を失った結果としてALCパネルの吸水が進み、それによる膨張・耐久力の低下によってクラックが発生してしまうこともあります。
見かけた場合には塗装が必要かもしれないと判断し、一度業者の点検を受けてみることが推奨されます。
3. コケや汚れの付着
塗膜が劣化すると雨水が弾けなくなり、吸水を起こしたALCパネルの表面に水分を好むコケや藻・カビが繁殖しやすくなります。
ALCパネル表面に緑の変色が目立ったり、汚れが落ちにくくなってきた場合には塗膜の防水性が失われている可能性が高いため注意しましょう。
厚みがある分強度も高いALCですが、吸水による劣化が進行してしまえばその厚み自体意味がなくなってしまいます。
必ず数年ごとの目視点検、築年数に応じた外壁塗装メンテナンスを心がけましょう。
目地は吸水を起こしやすい部分です
一般的な窯業系サイディングと同じようにALCも目地は雨水が浸入しやすい部分です。
目地に充填されているシーリング材は外壁塗装よりも早く傷むことがほとんどですから、気をつけなければいけないポイントです。
新築から5~6年経過したら、目視で点検を行ってください。
次の塗り替えでは外壁塗装とほぼ同じ耐用年数のシーリング材を選んであげれば、塗膜よりもシーリング材が先に傷むことはなくなります。
ALCの目地のシーリング材は外壁と同じ色で塗装されることが多く、強風や地震時の外壁の動きに合わせて伸縮するため、塗膜にひびが入ったり、剥がれてきたりすることが起こりますが、表面の塗膜にひびや剥がれが起こっても、シーリング材自体は健全なこともあります。
劣化サインとしては①弾力性がない、②ひび割れや肉痩せが起きている、③下地のバックアップ材が露出する等の段階を踏みます。
心配という方は専門の業者の点検を受けてください。
おすすめは15年の寿命を持つオートンイクシード
街の外壁塗装やさんがALC塗装にお勧めしたいシーリング材はオート化学工業のオートンイクシードです。
シーリング材の中には寿命が3年程度という物もありますが、これでは塗装時期と合わせてのメンテナンスが不可能です。
シーリングの打ち替え工事にも外壁塗装と同等の規模の足場仮設が必要になりますので、その費用の負担を減らすためにも可能な限り2つのメンテナンスは同時に行いたいところです。
また安価なものですと柔軟性を高めるための『可塑剤』が含まれているのですが、しばらくすると可塑剤が染み出しALC等の外壁材を黒く汚してしまうブリード現象を起こしてしまいます。
ブリード現象で染みついた黒ずみは高圧洗浄でも取り除けず、お住まい全体の美観を損ねてしまいます。
対してオートンイクシードは可塑剤を含まずに独自の成分を配合していますので、ブリード現象が発生せず、長期間にわたって弾性を維持することが出来ます。
シーリング材の劣化は雨水の容易な浸入を招き、ALCパネルの吸水を促進します。
目視でシーリング材の劣化が確認できる場合は、外壁塗装と合わせた打ち替えを検討しましょう。
ALCは塗り残しから吸水することも…、ご依頼は見識と技術のある業者に!
ALCの外壁塗装は表面の気泡を塗装で埋めながら塗り替えていくということを意識しなくてはなりません。
世の中にはこのような意識がない業者も存在し、表面の凹凸があるデザインのALCでは凹んだ部分の気泡が塗り替え後も存在するケースもあります。
色はしっかりと付いているのに、気泡は埋まっていないのです。
このような塗り替えが行われた場合、穴埋めされなかった気泡から雨水が浸入する危険性があります。
優良な業者は外壁材ごとに特に注意しなければならない部分や工程を分かっています。
ALCの外壁塗装はそういった業者に依頼しましょう。
実際のALCの外壁塗装の施工例
施工内容 | 外壁塗装・屋根塗装 |
施工期間 | 14日間 |
築年数 | 10年 |
使用材料 | 外壁:パーフェクトトップ(艶無) ファインパーフェクトトップ 屋根:サーモアイSi |
新築からちょうど10年ということで外壁塗装をしたいとご相談をいただきました。
お客様は目地のシーリングのひび割れやALC部分の劣化を気にされており、「新築時と同じようにしたい」とのことです。
できるだけ、新築時に近づけるため、ALC部分へはシーラーとパーフェクトフィラーで下塗りを2回行っています。
点検の様子
白い外壁とアクセントのブルーグレーの外壁が素敵なお住まいです。ブルーグレーの外壁は窯業系か金属のサイディングのようにも見えますが、両方ともALCでした。
築10年というと傷みが出始めるお住まいも多いのですが、かなり綺麗に保たれています。こういった時期に外壁塗装するのが美観を維持する上でもお薦めです。
ALCで特に気をつけなくていけないのが、目地のシーリングです。
ALCは雨水を吸水しやすい性質を持っていますから、目地などのシーリング材が傷むとそこから吸水してしまいます。
目地はまだ大丈夫そうですが、サッシ枠はかなり危険な状態です。
白い外壁の左端がざらざらしているのも気になります。こちらは少し厚めに塗料を塗ってあげた方がよさそうです。
足場の仮設と高圧洗浄
綺麗に見えても結構、汚れているものです。洗浄した部分としていない部分がハッキリ分かります。
高圧洗浄では水流に回転をかけるトルネード洗浄もできるのですが、ALCの外壁に行うと削れてしまうこともあるので、ノズルを交換して行いました。
ALCの外壁塗装に関して多く発生するトラブルが「塗膜の剥がれ」です。
塗膜の剥がれを起こす原因はほとんどが不十分な下地処理なのです。
例えばALCの凹凸に付着している汚れや苔の除去不足、下塗りシーラーの塗装ムラが後々塗膜の剥がれを起こしてしまいます。
いかに丁寧な下地処理を行うかによって、ALC塗装仕上がりの全てが決まります。
シーリングの打ち替え
シーリング材を剥がして、専用のプライマーを塗布して、打ち替えを行います。
ALCはシーリングも重要なので、シッカリと充填します。しっかりと乾燥させることも必要です。
外壁塗装
今回はパーフェクトフィラーとシーラー、2回の下塗りを行うことによって外壁を強くします。
築10年であれば、そこまでは必要ないのかもしれませんが、こうしておくとやはり耐用年数も長くなります。
グレイッシュブルーのALCも2回の下塗りをおこなってから上塗りに入ります。
お客様はどちらの外壁にも艶消し塗料をお選びになられました。
白い部分はグレーがかっていますが、完全に乾けばもっと白くなります。グレイッシュブルーは画像だと黒く見えますが、乾くともう少し青くなります。
今回ALC外壁塗装に使用したパーフェクトトップ(日本ペイント)はシリコングレードを超える耐久性のラジカル制御形の水性塗料になります。
艶仕上げが選べる他、透湿性が高い為ALC外壁の塗装には最適な塗料と言えます。
高耐候なパーフェクトトップとセットで使用したシーリング材はもちろん、高耐久のオートンイクシードです。どちらも耐用年数が15年前後は見込めますので、次回のALC外壁塗装時に目地・外壁の同時補修となります。
竣工
雨樋などの付帯部塗装を終えて、外壁塗装と屋根塗装が完成しました。
新築後10年というと、昨今の丈夫になった建材ではメンテナンスには時期尚早と感じる方もおられると思いますが、これから発生する可能性のある不具合の予防と考えれば、決して早い時期ではありません。
むしろ、理想的な時なのです。今後も10年を目安に塗り替えを行っていけば、お家の健康を長く維持できると思います。末永く快適にお過ごしください。
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ALCは高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートです。
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軽量ながら耐火性、断熱性、遮音性、耐震性に優れています。
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ALCパネルには厚型パネルと薄型パネルがあり、それぞれ用途に応じて使い分けられます。
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不具合に対してメンテナンスをするのではなく、それを予防するメンテナンスを行うことが大事です。
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適切な時期に外壁塗装とシーリング打ち替えを行い、吸水を防げば、同じお家に50年以上住むことが可能です。
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ALC外壁の塗装には塗膜の膨れや剥がれを起こしにくい透湿性の高い塗料を選びましょう。
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吸水を確実に防ぎたいALC外壁だからこそ高耐久でひび割れが起きにくいシーリング材(オートンイクシード等)の使用がお勧めです。