茨木市にて屋根の現場調査に伺いました。
昨日、8月3日に茨木市にて屋根の瓦が落ちてきたとのご連絡がありましたので、現場調査に伺いました。こちらのご自宅は、先月28日の夜中から29日の朝にかけての台風の影響を受けたそうです。


屋根の上に上がらせていただいて、現状を見させていただきました。
こちらのご自宅は土葺き(つちぶき・どぶき)工法によって屋根を施工されていました。土葺き工法とは、下葺き材(杉皮や檜皮)を張り、その上に葺き土を用いて瓦を葺く工法です。
冠瓦(かんむりがわら:屋根の一番高い所にある丸みをおびた瓦)が完全に崩れていました。それと瓦の下に敷いている土がからからに乾いているため、全体的に瓦が下にズレてしまっていました。
このような状態になりますと、すべての瓦をひとまずおろして、下地をしっかりさせてから葺き替え等になります。


下屋の瓦も、おそらく劣化によって割れてしまっていました。
こういった状態をを放置されてしまうと、雨漏れをしてしまいますし、下に瓦が落ちてしまって怪我をする恐れがありますので大変危険です。
最近、地震等の影響で屋根の瓦が落ちている家をよく見られると思います。瓦というのは屋根材の中では重たい部類になり、荷重がとてもかかります。そこで昔の人は、ひどい揺れが来た時に、瓦を落とすことによって建物自体を軽くして、地震に耐えるように瓦を葺いているそうです。なので、瓦の役目としてはしっかりはたしているという事になります。先人の知恵というのは本当に素晴らしいものですね。
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