
吹田市 神社 瓦葺き替え工事

家の外壁塗装を進和リフォームで依頼されていたのですが、所有している神社もついてに見てほしいとの事で、今回施工させていただく事になりました。
ビフォーアフター






工事基本情報

今回は神社の敷地内にあるおじぞうさんがある社の瓦葺き替え工事をさせていただくことになりました。

大きい敷地がある神社の鳥居をくぐるとありました。この小さい社が雨漏りしているとの事なのでさっそく調査しました。

屋根の下を見てみると、雨が染みているような黒いシミを発見です。

黒くなっていますね。これは屋根から雨漏りしていて間違いないでしょう。

外観からみても、かなり経年劣化が進んでいます。瓦も傷んでいるので葺き替えする必用があります。

瓦のサイズも一般の家庭と違い特殊で小さいので発注から納品まで時間がかかります。発注から4日から5日後に瓦が届きました。

漆喰もかなり傷んでいますね。これでは雨漏りしてしまいます。

瓦が届いてからさっそく施工に入ります。まず古い屋根の瓦をすべて剥がします。こんなに小さい屋根ですが、大量の瓦が乗っていてその下に敷いてある土も大量にあったので撤去だけでもたいへんです。

剥がし終わって平になった屋根に新しいベニヤ板を打ち付けます。

その上にルーフィングといわれる防水シートを貼っていきます。屋根のサイズに合わせてカットしています。

ここに貼っていきます。

隅々まできっちりと貼り終りました。 今度は瓦をどこに置くか計測してから、寸法を合わせます。

はみ出たり、半端な瓦がでる場合は瓦をカットして調整します。

この機械で瓦をカットしていきます。

この機械があればこのように瓦も簡単にカットできます。

次に桟木を屋根に取り付けます。瓦が下にずれていかないようにする役割があります。

桟木が取付終わったら次にこの大量の土を屋根にのせていきます。

土をまんべんなくのせるのも大変な作業です。右上から職人さんがこんにちはしてますね。

敷き詰めた土の上に瓦を乗せるとこのようになります。この部分に最後漆喰を塗り土が流れでないように仕上げを行います。

敷き詰めた瓦をしっかりと固定しています。

瓦がすべてのせ終わり、最後の仕上げとして、漆喰を塗り隙間を埋めていきます。この漆喰が雨水の侵入を防ぎ、呼吸するので瓦の中の湿度をちょうどよく保ちます。

瓦でたまに見かけるこのマークを知っていますか?この模様は古代中国の象形文字から伝わったともいわれていて、「水が渦を巻くさま」にもとらえられ、漢字の渦を巻く水という意味がある「巴」という文字があてられました。これが平安末期から瓦に火災除けとして施され、現代まで巴の模様が伝わっています。この巴の周りには12個の点が存在しています。12個にも意味があり、点をつなぐと12芒星になります。「丸の中に描かれた12芒星の中心から、
魂が別次元を往来する」という意味もあるそうです。

無事工事が終わりました。瓦を葺き替えると見違えるほどきれいになりますね。

きっとなかにいるお地蔵さんも喜んでくれていると思います。あと50年は瓦の葺き替えをする心配はありません。
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