外壁はＡＬＣ板の造りになっています。

ＡＬＣ板の場合目地とサッシ廻りのシーリング工事が必要になるので

通常のモルタル壁に比べると費用が余分にかかります。

鉄骨造で建てる場合はＡＬＣ板を使用するとコスト的に安く上がります。

そういう理由からＡＬＣ板の需要は伸びていますが新築する時点で後々の

メンテナンスまでは考えている方は少ないと思います。

業者もそこまで説明する人はいないと思います。

１０年経過した段階で塗り替えを検討した時点でシーリング打ちが

必要と聞かされ驚く方が多いです。

見積を取ると予想外に高くつくので気の毒になる場合もあります。

なかなか１０年後のことまで新築時で考えられませんがこれから

建てる予定のある方は１０年後２０年後のことも視野に入れて

業者まかせにしないで建てる本人もある程度の勉強は必要です。

テラスのポリカ板が破損しています、上から誤って物を落としたそうです。

テラスのメーカーを調べ取り寄せなくてはなりません。

住宅にはテラスがついているケースはよくあります。

外壁塗装の場合足場を組みますのでこのテラスが邪魔な場合が多くあります。

その場合はテラスの屋根材を脱着しなければなりません。

工事をしていく上で家の周りにはいろんな障害物が有りますが

そういう事を前提に作業を進めて行かなくてはなりません。

お客様の大事な財産を傷付けないように配慮しながら慎重に

作業することが大切です。

前面のＡＬＣ板は化粧板になっています。

通常のＡＬＣ板より新築時コストが高くなります。

塗装する場合も化粧板の面はコスト高になってしまいます。

塗装の場合はローラーで塗っていきますが化粧板の溝にまで

はローラーでははいっていかないので溝部分は刷毛で塗る必要が

あります。

その分手間が増えるので少しコスト高になってしまいます。

やはり化粧板の方が出来上がると見栄えがいいので使う価値は

あると思います。

化粧板と平板を色替えしてみるのもインパクトが有り面白いかもしれません。

阪神大震災以降カラーベストの需要が増えています。

問題になっているアスベストは２００４年に禁止になりました。

それ以前のカラーベストにはアスベストが含まれています。

２００４年以前のカラーベストでも今まで通り使用する場合は

問題は有りません。

解体などで飛散する可能性がある場合は危険を伴います。

近くで解体現場などが有る場合は近ずかない方が無難です。

最近ではカラーベストを葺き替える場合でもカバー工法と言って

現状のカラーベストの上から施工する工法が取り入れられています。

そうすることによってアスベストの飛散を避けることができます。