街の外壁塗装やさん吹田店
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♦施工上の問題で壁体内に水が入る場合
北側の外壁にカビや藻が発生していることがあります。見た目も悪く、珍しい現象では有りません。
原因は断熱性能上の問題によって壁体内におこる内部結露です。
住宅の外壁には、通常ロックウールやグラスウールなどの断熱材をいれます。
これらは、現場での施工性は良いのですが、毛細管現象によって水分を吸います。
水分を吸った断熱材は断熱性能が著しく低下します。
壁体内に結露が発生したら、その水分は断熱材が吸います。
昼間と夜間の寒暖差の繰り返しにより、結露と蒸発が繰り返されると、極めて早く
カビ、腐り、シロアリなどの被害に繋がります。
通常、外壁サイデイングには通気工法を採用し、壁体内の換気を通気層に依存
しており、また湿気の場合、分子の粒子が小さく、微細な穴でも空気が流れれば
移動するのですが、施工法の納め方により、壁体内の換気が取れていない場合が多いです。
♦壁にヒートブリッジ(熱橋)がある場合
結露は、室内の温度、湿気と外気の温度の条件によって発生します。
この組み合わせによっては、結露は必ず発生します。たとえば外気が零度で
断熱していない室内を快適に暖房すると、結露が発生します。
外壁の中に断熱材を入れる内断熱工法の場合には、断熱材の入らない
構造柱、間柱、桟は木です。木は断熱材ほど断熱性能がよくありません。
木は鉄よりも断熱性能はよいのですが、断熱材にはかないません。
北側の外壁に多いのですが、筋が見える場合があります。断熱材が
入っている所と入ってない柱、間柱の差です。断熱材の内と外を貫通して
熱を伝えるこの部分を”ヒートブリッジ”(熱橋)と言います。
外壁と内壁の間にある柱、ビス、ボルトなどが熱を伝え、外壁全体の
断熱性能を下げる事で、結露に繋がるのです。
♦室内の湿気が壁体内に入ってくる場合
壁体内の内部結露を防ぐ方法は、室内の湿気を壁体内に入れないようにすることです。
室内に湿気を発生させない住まい方が重要です。
観葉植物を室内に多く置く。洗濯物を室内に干す。熱帯魚を飼う。風呂のふたを
開けっ放しにする。トイレの便器蓋を開けっ放しにする。開放型のストーブをつける。
なかにはストーブの上にやかんを置いて、沸騰状態にする場合もあります。
湿気を出しまくる、住宅の耐久性の観点からは最悪の住い方と言えます。
このような家では、換気がされれば良いのですが、多くの場合は換気不足のため
結露発生から、カビが大量発生しています。
室内にはコンセントやスイッチプレート類が多数ついており、そこから湿気が
壁体内に容易に侵入します。また室内から石膏ボードを通って壁体内に湿気が
移動する場合もあります。
まとめると、室内からは出来るだけ湿気を出さない事や室内の暖房の温度を
上げすぎないようにすることです。室内と外気の温度差が高くなると結露が
発生する率が高くなりますので、換気を定期的にすることも大事です。
そしてどうしても改善されない場合は窓ガラスを複層ガラスに交換、窓を2重にする
アルミサッシを樹脂サッシに交換するなどの対策も考えられます。
専門業者に相談すれば適切なアドバイスがもらえると思います。