街の外壁塗装やさん吹田店
〒564-0043
大阪府吹田市南吹田5-2-5
TEL:0120-920-841
FAX:06-6310-7758
お電話でのお問い合わせ
phone0120-920-841
[電話受付時間] 9時~19時まで受付中
電話でのご相談 [9時~19時まで受付中]
前回はモルタル外壁の仕組みや特徴、
モルタルに現れる軽度の劣化症状とその対処方法をご紹介しました。
今回は建物自体にも影響が出る重度な劣化状態と対処法をご紹介します。
これからご紹介する対処方法は外壁塗装を行うことを前提に
塗装を行う前の下地調整として行う対処方法だとお考え下さい。
~モルタル外壁の軽度な劣化症状と対処法はコチラ←から~
チョーキング現象が現れてから何もせず長期間放置していると
塗膜に写真のような膨れや剥がれが表れ始めます。
これは塗膜が劣化し下地との付着力を失ったことにより起こります。
この膨れを放置していると時間が経つとともに塗膜が剥がれ落ちたり
軽く手で触っただけでぽろぽろと塗膜が取れたりします。
また塗膜が剥がれていなくてもこの膨れ部分に雨水が侵入し
下地がその雨水を吸い込んだり、外部に放出できず下地も劣化していきます。
このレベルの劣化が始まっているのであれば早く塗り替えを行いましょう。
塗り替えを行いますが、この状態まで来ていると
目視で膨れや剥がれが確認できる箇所だけでなく、他の塗膜も劣化して
付着力が弱まっている部分が多い為、その塗膜の除去を行います。
弱っている塗膜の上に塗装してしまうと、せっかく塗り替えてたのに
その劣化していた塗膜の部分から新しく塗った塗膜も剥がれてしまいます。
その為弱っている塗膜を除去し、下地調整をしっかり行ってから
必要な場合は左官で凹凸をなくし、塗り替えを行います。
先ほどは塗膜の膨れや剥離でしたがこの状態はモルタル自体の浮きです。
塗膜で守られていたモルタルは塗膜の機能低下により、
熱を持ったり、逆に冷えたりを繰り返して含水率が日々変化することにより
反りや膨脹を起こし、それにより一部のモルタルが躯体から剥がれ
躯体とモルタル外壁の間に隙間が出来てしまった状態です。
その隙間からは勿論雨水が入り込み、躯体に直接影響を与えます。
木造住宅であれば木の腐食、鉄骨ならば錆が発生し腐食します。
こうなってくると外壁だけのメンテナンスだけでは済まなくなってきます。
建物自体の耐久性も低下してしまうので安全性も確保できなくなります。
程度によりますがまだしっかりと躯体とモルタルがくっついているのであれば
浮いている個所に何か所かドリルで穴を開けてその穴から、
躯体とモルタルを接着させる為の樹脂を流して完全に剥落するのを防ぎます。
勿論この後に塗装工事を行うべきですので、
これが外壁塗装前の下地調整の施工内容ということになります。
前回の記事でもモルタル外壁の仕組みについて
ご説明しましたがもう一度ご説明していきたいと思います。
「モルタル外壁はいくつかの層で造られており、
透湿防水シート→ラス下地板→防水紙→ラスという金属製の網を張ります
そしてこのラスにモルタルを塗ったところでモルタル外壁となります。」
そのラスが外壁のクラックや浮きから侵入した雨水に晒された結果
錆びて腐食してしまいその錆がまた侵入した雨水によって
外壁表面に剥がれ出てきてしまうと写真の様に金属でもないモルタル外壁が
錆びているかのように見える状態になってしまいます。もう重症です。
~ラスについては下記写真参照~
モルタルが剥落して露出したラス
ラスに新しくモルタルを塗っている様子
こうなってしまったらモルタルを塗りなおす左官工事が必要だが
ラス自体の腐食が激しい場合はその面のモルタルを全て撤去して
腐食したラスも撤去してから、新しいラスを張りモルタルを塗りなおす。
という非常に大掛かりで工期もかかる工事が必要となってしまいます。
無論、費用は大幅に高くなってしまいます。
そして最後に劣化というよりはこれはもう事件ですよね・・・
「外壁モルタルの剥落」
これは塗装工事では防げないことなのですが、
昨年の地震の時でモルタルが剥落しているお宅もかなりありました。
もしメンテナンスをしっかり行っていたのにこうなってしまった場合や
築年数が浅いにもかかわらず広範囲の外壁が剥落した場合は
建築時の施工不良や、塗り替え時の下地調整不足、モルタルの質が悪かった
などの建設工事中の先天的要因という場合も考えられますね。
この場合は塗装作業云々ではなく、
モルタル層の形成を一から新たに行わなければなりませんので
塗装屋の仕事ではなく左官屋さんのお仕事になってきます。
もしくは既存の外壁を全て撤去しサイディングなどに貼り替える方法もありますが
どちらにしろ大規模な工事になりますので工期も費用もかかってしまいます。
※既存モルタルを撤去せずにその上から金属サイディングを施工することは可能ですが、
既存の外壁や下地の劣化が激しい場合はカバー工法はできません。
2つの記事でご紹介してきましたが、
以上がモルタル外壁に現れる劣化とその対処方法です。
手遅れになる前に適切なメンテナンスを行い大切なお家を守りましょう。
当社では「現場調査、点検、お見積り」全て無料で行います!
どんな些細なことでも構いません!お電話でのご相談も可能です。
お気軽に下記フリーダイヤルからお問い合わせください!
フリーダイヤル 0120-920-841
メールでのお問い合わせはコチラ←