街の外壁塗装やさん吹田店
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塗装工事や塗膜防水工事など様々な工事現場で行われる下塗り。
外壁塗装においての下塗りの重要性は何度もお伝えしてきました。
下塗り材には主に大きく3つの種類に分けられます。
シーラー・プライマー・フィラーと3種類の言葉を
聞いたことがある方も多いと思いますが、
業界人ではない方でこの違いを説明できる方は少ないのではないでしょうか。
それぞれ異なる特徴を持ち使用目的も異なってきます。
自分の外壁に合った下塗り材を塗ってくれているのだろうか?
しっかり目的に合った下塗り材を使用してくれているのだろうか?
自分で確認できるように覚えておいても損はないでしょう
シーラーはシールする(接着する、覆い隠す)という意味と考えてください。
上塗り材の密着性を高め、上塗り材の吸い込みのムラを防止する
下地の補強などの役目を持っているのがシーラーと呼ばれるものです。
「上塗り塗料の性能を十分に発揮させるための塗料」ですね。
そのシーラーにも「水性系シーラー」と「溶剤系シーラ」の2種類あり
仕上げ用塗料の性質に合わせてシーラーも使い分けます。
単純に水性塗料であれば水性系シーラ―
溶剤塗料であれば溶剤系シーラーを使用します。
仕上げ用塗料とシーラーの相性がしっかりと合っていないと
塗料の耐用年数に関わらず早期に塗膜の剥離など
なにかしらの問題が起きてくる可能性が高くなります。
プライマーの持つ役割は基本的にはシーラーと同じです。
上塗り塗料や材料の密着性を高め、吸い込みのムラを防ぎます。
ではシーラーと何が違うのか?
それは「使用する場所が違う」ということです。
シーラーは基本的に塗料を吸い込みやすい
コンクリート壁などに使用されることが多いですが
プライマーは鉄部やステンレスなどの下塗り材として使用されることが多いです。
ただしプライマーには錆を覆い隠す性能はありません。
なので鉄部の塗装の際には念入りなさび落としの工程が必須です。
→鉄部の塗装についての詳しいお話はコチラ←
フィラーは「埋める物、詰め物、充填材」などの意味を持ち
凹凸のある下地を平滑にしたり
クラックのある下地の下地調整材として使用されることが多いです。
更に一番多く使用されるのが微弾性フィラーと呼ばれるもので、
シーラーとフィラーの2つの機能を持ち合わせた下塗り材です
塗膜に弾性を持たせることによりクラックなどがある外壁に塗っても
その動きに追従する性能を持ち合わせています。
主にモルタル外壁の下塗り材として使用されますが、
これはモルタル外壁の特徴と相性がいいためです。
モルタル外壁は硬くクラックなどのひび割れが起こりやすい外壁です。
そこに硬い塗料を塗ってしまうとすぐにひび割れなどが発生します。
その為、動きに追従できる微弾性フィラーが重宝されています。
さらにモルタル外壁で多いなみがた仕上げは砂骨ローラーと呼ばれる
ローラーで塗装していきますがその場合は塗料を厚く塗ることが
可能なため塗膜の厚さの確保もできるというメリットもあります。
ちなみにサイディング外壁と微弾性フィラーの相性は悪く
微弾性フィラーというか「弾性塗料」との相性が悪いので
サイディングに弾性塗料や微弾性フィラーを使用すると言われた場合は要注意です。