街の外壁塗装やさん吹田店
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窯業系サイデイングは主原料としてセメント質原料と繊維質原料を高温、高圧の釜で成形し、養生、硬化させたものです。組成的には、木繊維補強系、繊維補強系、繊維・ケイ酸カルシウム系の3種類に分かれます。外壁や軒裏に使用されています。
ほとんどの製品は表面にタイル模様など様々な表情が施されていますが、無塗装のフラット板もありローコスト住宅には欠かせない外壁材です。
最近の新築住宅の外壁は70%がこの窯業系サイデイングが使用されているというデータも出ています。
乾式工法なため、工期が短くて施工できるので需要が大幅に伸びています。
設計の視点から見ても、多種多様なデザイン、色柄のなかから建物のデザインにあったものを選択できるのも人気のある所です。防火認定が建物の要求する性能に合っているかの確認が必要です。
金物工法と釘打ち工法があるので選択した材料に合わせた適切な工法で施工する必要があります。
目地のコーキングを含めた耐久性と維持管理の方法について、十分な理解が必要で定期的なメンテナンスが、建物の耐久性アップに繋がります。
窯業系サイデイング板は高温、高圧で一気に硬化させるため、安定した強度を持っているが、厚さ12mm程度の物は下地の影響を受けやすく、反りやたわみが生じやすいので、最低でも14mm以上の物を使う事をお勧めします。
2008年以降の新製品はJISにより14mm以上となっています。また、比較的乾燥収縮率が高いので、特に長物を使用する場合は特に温度変化による伸び縮みが目地シーリングの劣化を早めるので注意が必要です。
工場での塗装品は目地シーリングが塗装の保護を受けず露出するので、紫外線や雨水による劣化を受けやすくなります。
5~8年で色あせする製品も多く、模様のついた既存塗装品は再塗装しても、再現は難しく材質によっては寿命の短い材料といえます。
シーリングの打ち替えは5~10年でサイデイング本体は10年毎の塗装が必要ですので10年サイクルで、シーリング打ち替え、サイデイング板の塗装を同時に施工する場合が多いです。
一方で、種類は少ないが無塗装のフラット板があります。こちらは建築設計者がよく採用されています。
塗装色が自由に選べるのと、プレーンな素材感が建築造形を邪魔しない事が採用の理由になっています。無塗装品は施工後に、現場塗装するのでシーリング部も共に塗装されので、耐久性が高くなるという長所もあります。
この塗装をフッソや高対候の無機塗装を採用する事で、サイデイング板自体の寿命を延ばすことが出来ます。
施工の方法としては金物工法と釘打ち工法が有ります。メーカーの標準仕様をよく確認する必要が有ります。一般的にサイデイングが薄い物(14mm以下)は釘打ち工法、厚い物は金物工法となります。
メーカーによっては地震時の追随性の観点から金物工法を推奨していますが、コストが高くなるので釘打ち工法で施工する場合が多い。
釘打ち工法の地震追随性がどれほどの問題になるか明確なデータが無いので実際の所は分からないのが実情です。
また、釘打ち工法の場合、表面に釘の頭が残ってしまいます。一般的にはパテをして塗装をするが、釘の形がどうしても残るという欠点も有ります。
これからは、コストアップになるが、金物工法のニーズが高まっていくと思われます。
そして、住まいの高気密化が進むことで壁内部に生ずる結露が問題になる中、窯業サイデイングを使用する場合の基本構成として外壁通気工法を標準施工としています。
通気工法は雨水に対する防水性能を発揮し、夏季の冷房効率のアップに貢献できる工法でもあります。
住宅性能表示基準の劣化対策等級3等級が確保できる、この工法を採用したいために外壁にサイデイングを採用する設計者も多く、今後も需要が伸びると思われます。