街の外壁塗装やさん吹田店
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タイルは粘土や石を粉砕して、これを成型して高温で焼き固めたものです。古今東西建築物の床、壁、天井によく使われていましたが最近は、かなり下火になった感はゆがめない。
工法も湿式と乾式工法が有りますが乾式工法はコストが高くつくのでほとんどが湿式工法で施工する場合が多いです。
建物の構造、壁の素材に合わせたタイル及び工法を選択することが大切です。
耐候性の高い材料ですが、白華現象など問題もあり、施工段階での管理の徹底が必要です。
設計段階で構造の目地とタイルの目地を合わせるなどの工夫が必要になって来ます。タイルのサイズに合わせて、建物のスパンを決める事も多いので設計の早い段階からタイルの選定が大切です。
魅力は種類の豊富さにある
素地による分類
タイルには素地の違いや吸水率によって、陶器質タイル、せっ器質タイル、磁器質タイルの3種類に分類されます。
釉薬からくる分類
表面に強度や光沢を増すための釉薬をかけて焼いたもので、ラスター釉、うす釉、マット釉などが有ります。
ラスター釉
チタン、スズの化合物を焼き付けたもので、光沢のある表情が特徴です。
うす釉
無釉タイルは汚れやすいため、ごく少量の光沢釉を施釉したもの。
マット釉
艶消しになる釉薬をかけたもの。
形状からくる分類
大きく分けると「平もの」「役もの」「面取り」などに分けられ、多種多様な形状が作られています。代表的なものは以下の通りです。
45二丁タイル 95mmX45mm 安価、30cm程度のシートになっている。施工費も安い。
小口平タイル 108mmX60mm かっての主流タイルでしたが、最近は種類も少ない。
二丁掛けタイル 227mmX60mm いわゆる煉瓦調、石調のタイル、厚みも有り重量感がある。種類も多く揃っています。
縦目地が直線に通ることを「通し目地」という、タイルの中心に次の目地が来るようにずらして貼る事を馬目地と言います。その他「底目地」というものが有ります。二丁掛けタイルなど大きめのタイルで採用される場合が多い。目地の陰影を作ることで表情を作る技法です。
タイルの3大トラブル
1、凍害
タイルの隙間から水が入り、凍結する事で堆積膨張が生じ損傷が起こる現象です。陶器質タイルなど吸水性の大きなものは、寒冷地では家の内外を問わず、水のかかる所でこの現象が起こる。
2、白華(エフロレッセンス)
タイル面や目地部に白いカサブタの様なものが付着している状態をいいます。セメントの硬化過程で生成する水酸化カルシウムが水に溶け仕上げ面が乾燥する段階で、空気や炭酸ガスと反応して不溶性の炭酸カルシウムとしてのこるものです。タイルの裏面の隙間や壁面のクラックなどから雨が浸入すると発生しやすくなる。
3、熱破壊
浴室床や浴槽のタイルに外周から内側にヒビ割れが入る事です。原因はお湯による熱でタイルが急激に膨張し、目地部分が硬すぎるとタイル側面から力を受け、これが繰り返されて破損が生じるものです。
タイルの貼り方
湿式工法
平坦な下地に貼り付けモルタルを塗り付け、その上にタイルをもみ込むようにして貼る。その他にも外壁側とタイル側共にモルタルを付けて貼る改良圧着貼りやタイルに多めのモルタルを付けてタイルを貼る団子貼りなども有ります。
最近は貼り付けモルタルの代わりに接着剤を一面に塗りタイルを貼る圧着貼り工法が増えてきています。
乾式工法
下地にはタイル専用に作られた窯業系サイデイング、またはデラクリートという外装下地材に直接タイルを貼りつける、あるいはひっかけるので、モルタル下地などの下地造りがなくスピーディな施工が可能です。
また、地震によるタイルの脱落が少ないという特徴もあります。メンテナンスも簡単ですが湿式に比べてコストが高くなるのが難点です。
住宅の外観や外装材には流行があり、昨今はローコスト住宅の影響でタイル調のサイデイング材が注目され、タイルがかなり下火になっている感はありますが、また本物の建材であるタイルの魅力が求められる時代が来ることは間違いないと思います。