街の外壁塗装やさん吹田店
〒564-0043
大阪府吹田市南吹田5-2-5
TEL:0120-920-841
FAX:06-6310-7758
お電話でのお問い合わせ
phone0120-920-841
[電話受付時間] 9時~19時まで受付中
電話でのご相談 [9時~19時まで受付中]
ライフサイクルエネルギーという考え方があります。
この考え方は重要な概念です。人が住む住宅においては、きわめて長期間
にわたり、エネルギーが継続して必要になります。
ライフサイクルエネルギーは4段階に分かれます。
第1段階
建設前の段階で建築材料などを作るのに莫大なエネルギーが必要です。
第2段階
建築工事そのものに、多種多様な材料を大量に使って施工するため莫大な
エネルギーが必要です。
第3段階
竣工後、建築主が生活するために冷暖房、給湯、照明、各種電化製品などの
エネルギーが、数十年必要です。
第4段階
建物を解体撤去して産業廃棄物にする際も、莫大なエネルギーが必要です。
これらの4段階全部のエネルギーを合計したものが「ライフサイクルエネルギー」です。
これらのエネルギーを最小にすることが環境にやさしいという事になります。
ライフサイクルエネルギーを最小にする方法は「住宅を長く使う事」です。
これが唯一の方法です、使える建物を解体して新築住宅を建てるという事は
ライフサイクルエネルギーの浪費という事になります。
♦住宅を長く使う事は今や社会的要請になっています。
今後は、社会的要請により、今までの日本で普通に行われていた
30年スクラップ&ビルドシステムは崩壊していきます。
住宅ローンを常にかかえているサラリーマンは、永久に豊かさを実感できません。
大量生産、大量消費、大量廃棄型の建物を、無批判に受け入れてはなりません。
全面解体撤去の時期を先に延ばし、少しでも長く使用しなくてはなりません。
メンテナンスする場合でも将来の子供の巣立ちや家族構成の変化などを見据えて
10年先、20年先のことを想像しながらリフォームを考える事が大切です。
子供部屋の数だけ物置部屋が増える事が無いようにしなくてはなりません。
日本では、江戸時代に、世界でも類を見ない優れた循環型システムが形成
されていました。冷暖房の快適さを知ってしまった私たちは、もう江戸時代に
戻れません。しかし日本人には、環境と調和して暮らしてきた伝統的な経験や
精神面での土壌が有るはずです。
建物を解体して再建築することなく、メンテナンス、リフォームを繰り返しながら
長く住み続けることこそが社会的要請であり、個人もローンに追われることも無く
豊かさを実感できる結果になります。
子供、孫世代の事も含め長期的な視野に立つ必要があるのです。