街の外壁塗装やさん吹田店
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多湿、多雨の日本の気候、建築基準法などによる不燃化の動向など、木質系外壁材の採用にあたっては多くのハードルがあるが、それでも木の外壁には味わいと魅力が沢山あります。
火への対策としては、計画地の防火基準に応じて不燃化の必要性を確認する必要があります。
水への対策としては、収まりの検討と表面塗装材の選定をすることが大事です。
経年変化に伴う風合いの変化、メンテナンスの方法などについて、建て主と認識を共有することが大事です。
木質系サイデイングとは主に天然無垢の木材に張り方に応じた実加工が施された外壁材で世界中で見る事ができます。
日本においても伝統的工法としてヒノキ、杉などによる木目を生かし民家から社寺仏閣まで多くの建築物に使われてきました。
近年では安価で手間のかからない新建材に押されているが、見直されるべき材料です。北米では古くから耐水性のあるレッドシダーやレッドウッドなどが使用されており、約半数の住宅の外壁が、この木質系サイデイングだというデータもあります。
住宅の火災に関する性能は建築基準法により防火構造、準耐火構造、耐火構造に分類されている。
木質系サイデイングはその多くが天然木である事から、一部の不燃処理を施した木材を除き、防火に対する大臣認定をうけていない。そのため、建設地の防火基準を十分に把握した上での選定が大事です。
ただし、製品として不燃などの認定を取得していない材料でも使用する方法があります。1つは「ダイライト」や「かべ震火」などの下地材で防火構造が取れていれば、その上に木を張っても防火構造の認可を取得する事が可能になりました。
もう1つは不燃加工をする工場に持ち込んでホウ酸塩処理による不燃化をする方法で、認定を取得することができます。
耐水、防腐にさえ留意すれば、基本的な耐久性は高いといえます。国産木なら、ヒノキ、秋田杉など、輸入材ならレッドシダー、レッドウッドなど比較的耐水性の高い物を選ぶことが大切です。
メーカーで実加工されサイデイング材として売られているものはある程度耐水、防腐に優れた材料と考えてもいいでしょう。
縦張り、横張りに対応し、「相決まり」「本実」「下見板」など多様な張り方があります。木の表面も平滑なものからラフに仕上げたものまであり、節の量も選ぶことが出来ます。
塗装材との組み合わせで、多様な表情を演出できます。また、左官など異素材との組み合わせでも可能性が広がります。
窯業系や金属系サイデイングに比べて、コーキングに依存しない収まりが可能なことから、木材の腐朽がなければメンテナンスの必要はありません。
経年変化の脱色を楽しむのであれば、無塗装品を使い20年間そのままという事例も有りますが、一般的にはオイルステイン系の塗装を10年に1度程度の塗り替えが望ましい。