街の外壁塗装やさん吹田店
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屋根裏空間には各種金物プレートも多く使われています。T型、L型、I型、ひねり金物などのプレート金物類で、部位によって使い分けます。
固定には釘、ビス、スクリューネイルなど、金物に応じた認定品を使います。認定された構造金物は、釘の種類も本数も決められています。
基本的には小屋束を固定する際には、上部に2か所、下部に2か所の金物で固定します。ホゾ、ホゾ穴は、計算上無視して、金物を併用します。
現在では必ず金物で固定することになっていますので、金物不足、釘本数不足、認定外の釘の使用などは不可となります。
屋根裏の金物は地震の際には、大きな役割を持ちます。適正な金物を適正な工法で取り付ける事で、地震からの被害を最小限にとどめる事が出来ますので、人間の命に係わる大事なことですから、疎かには出来ません。
小屋裏空間には様々な工法で、多くの構造金物が取り付けられています。メンテナンスの定期点検で小屋裏に上がると、火うち金物や羽子板ボルト類のナットが緩んでいる場合がよくあります。
入居者はナットの閉め忘れだと考え、即、欠陥住宅であると、主張する方もいます。すべてのナットが、均一に緩むわけでもないのですが、すぐに、40度以上になる小屋裏空間では、緩みは当然起こる現象です。
新築時の構造材の含水率は、20%以下という基準があります。現実には、梁などに丸太の大きな材を使用する場合、材の大きさから乾燥度合はもっと悪いはずです。
樹木を放置すると、乾燥収縮が始まり、材木の樹種にかかわらず、「気乾状態」といって、14%前後で落ち着きます。
材木には調湿作用があり、空気中の湿度の影響も有りますが、20%の含水率が14%に低下するという事は、ボルトのナットは緩むという事を意味します。
ナットは上棟時大工がきつく締めますが、造作工程に入り、石膏ボードを貼るころには、構造体の乾燥により、ナットは少し緩みます。大工はボードを貼って構造体が隠れる前にもう1度締め直しをすれば親切な対応と言えます。
1年点検などの定期点検時には小屋裏に入る機会があるので、点検時にナットの緩みや金物の状況を確認し、緩んでいるナットは締め直しが必要です。
屋根裏空間の有効活用策として、屋根裏物入れを設ける場合があります。特に都会の狭小地では空間の有効使用を考えるので、よく見かけます。
その際屋根裏の構造体である「筋交い」や「振れ止め」は無しにしないと収まりません。その代り屋根裏の床面、壁面、天井面を剛にすることで補強します。
床面を構造用合板で貼りつけると、火うち補強以上になり面全体で強固になり、構造的には良くなります。
壁、天井に石膏ボードを貼る事により、筋交い、振れ止めの効果を期待できます。斜め材を無くし、水平、垂直材のみを、通常に施工できる範囲で補強するという考え方になります。
限られた空間の有効利用をしながら、なおかつ、補強に繋がる工法を取り入れる事で一石二兆になればそれに越した事はありません。