街の外壁塗装やさん吹田店
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金属葺きは、厚み0.35mmから0.8mm程度の薄い金属板を使って屋根を葺く工法です。その工法は様々であり、屋根全体の構成やデザインに合った工法の選択が必要です。
他の屋根材と比較しても最も軽量で有る為、耐震設計に有利な材料です。加工性が高く、適した葺き工法の選択により、様々な屋根形状に対応が可能で、意匠性の自由度が高い材料です。
材料自体の断熱性、遮音性は低いため、それらの性能を補う工夫が必要です。葺き工法は、その屋根の形状、勾配から対応したものを選定する。
また、それぞれ工法ごとにデザインが異なり、菱葺きや一文字葺きは特に特徴のある表情を作るのでデザインからアプローチして工法を選定するという考え方もあります。
瓦棒葺き
屋根の流れ方向に取り付けられた瓦棒心木を継ぎ目として長尺の金属板を組み合わせる工法。瓦棒心木を使わない心木なし瓦棒葺き工法もある。
勘合タイプで現場施工を容易にした製品もあるが、締結部が大きくなるものが多い。
立はぜ葺き
屋根の流れ方向に長尺の金属板を配置して、両端部のハゼ同士を締め付けて組み合わせる工法。勘合タイプで現場施工が簡単にした製品もある。
平葺き
小単位の金属板を重ねて四方向に曲げられたハゼで金属板を組み合わせる工法。一文字葺き・菱葺きなどがあり、それぞれ独特の表情をつくる。
折板葺き
角波型に加工された金属板で屋根を葺く工法です。工業化工法であり、専用の部材を使って施工される。板厚が厚く、折り曲げにより構造的に強固で有る為、野地板の省略が可能で、母屋や梁だけで組むことが出来ます。
金属板は熱伝導率が高く、断熱性能が低い材料であるため、その弱点を補う工夫が大切です。
小屋根換気や屋根通気工法も効果的ではあるが、屋根面の処理で日射熱の吸収を抑える事も検討する必要があります。
最も簡単な対策は、金属板を明度の高い色にすることです。明度の高いものほど日射反射率が高くなり、近隣への屋根の照り返しには注意が必要ですが遮熱性能が高くなります。
また、遮熱塗料の塗布も効果的です。塗料に含まれるセラミックの粒などで太陽光を反射し、表面の温度上昇を防ぐ効果があります。
最近では、遮熱塗料があらかじめ塗布された金属板が多く製品化されています。
金属板屋根は薄い金属板を使うため、遮音性が悪いという欠点があります。雨音が室内に伝わりやすいため、金属板の裏に断熱を兼ねた制振材を貼るなどの対策が必要です。
金属葺きは高い防水性能を持っています。長尺の金属板をハゼで組み合わせる工法は、重ね合わせで葺く瓦や化粧スレートに比べて、雨水の浸入する隙間がありません。
このため緩い勾配でも施工可能で、箱型デザインの建物などに適しています。また金属板は加工性も高いので曲面の屋根にも対応可能です。