街の外壁塗装やさん吹田店
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昔の建物の大半はモルタルで外壁を仕上げる工法が一般的でした。
近年ではサイデイング板やALC 板等様々な外壁材が開発され種類、柄、デザインも豊富になり
モルタル外壁も少なくなってきている現状ですが以前根強い人気があるのも事実です。
モルタルはセメント、砂、水を混ぜ合わせ外壁に左官屋が塗っていきます。
水を使う湿式材料では乾燥収縮は必ず生じます。つまりヒビ割れが発生する可能性は極めて
高いと言えます。まったくヒビ割れのない外壁を作る事はむしろ難しいと言えます。
外壁のヒビ割れは場所によっては目立つのでクレームの対象になる場合が多いのが現状です。
乾燥収縮によるヒビ割れは建物にとっては大した問題では有りませんが見栄えが悪いので
大きなクレームに繋がる場合も有りますので前もってヒビ割れの可能性についての説明が必要です。
昔はスサと呼ばれる藁を入れてヒビ割れを減らしました。最近ではガラス繊維メッシュを入れる工法
が開発されモルタルの中にガラス繊維メッシュを入れる事によりヒビ割れの軽減に役たっています。
モルタルを左官工事する際は乾燥時間を充分に取る必要が有ります。
建築物を作る場合建築主の都合による工期の問題が発生します、又は住宅会社の事情により
工期が遅延するとペナルティが発生する場合もありなんとか工期に間に合わせる努力をします。
又住宅会社には決算期という問題も有り業績が悪いと工期を前倒しして決算期に間に合わせる
ように無理をして建物を仕上げてしまいます。
建築主の意図を無視して住宅会社の業績だけを考え行動する可能性があります。
無理をする際に適正な乾燥時間を短縮する可能性があります。
乾燥時間を短縮すると仕上がった時点では分かりませんが年月が経過すると
モルタルの場合当然ヒビ割れの可能性が増加することになります。
建物を作る場合適正な工期を守らないと欠陥住宅を作る可能性が大きくなります。
外壁をモルタルで塗る場合下塗りが完了後季節にもよりますが10日~20日位は養生期間
といって乾燥させて上塗りの工程に入ります、下塗り完了後すぐに上塗りをするとヒビ割れの
リスクが非常に高くなるのは業界の常識になっています。
ひび割れのリスクを最小限にとどめるには乾燥時間の厳守しかありません。
ひび割れが目立ってきたらすぐに補修した方がいいのでしょうか。
モルタルの乾燥収縮には時間がかかるために、しばらく様子を見た方がいいでしょう。
完成後2年以内の場合はヒビ割れは進行状態になりますので3年経過した時期に
進行が止まったのを確認したら補修を開始して下さい。
建築主からのクレームで即対応を迫られる場合もあると思いますがよく説明して
ひび割れの進行が止まってからにしてもらった方が2度手間にならずに済みます。
そういう点からも事前にヒビ割れの可能性を丁寧によく説明する事が大事です。
結論から申しあげるとモルタルのヒビ割れを完全に無くす事は出来ませんが
軽減することは可能です、そのためには乾燥時間を充分にとれる余裕を持った
工期を組むことしかありません。