街の外壁塗装やさん吹田店
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良く聞くカラーベストやコロニアルは化粧スレートの商品名です。
ではまず、化粧スレートとはどんな屋根材なのか?
成分はセメントに繊維などを混ぜて作られています。
その為屋根材の中でも比較的割れやすい屋根材です。
ですが瓦屋根などに比べるとカラーベストで施工した屋根の場合
屋根自体の重量は瓦の半分ほどの重量で納まるため建物への負担が少ない点や
価格が安いというメリットもあり近年人気の屋根材です。
カラーベスト自体の耐用年数は15年~25年と言われており、
10年前後での定期的な塗り替えなどのメンテナンスが必須です。
それでは化粧スレートに見られる劣化と対処法を見ていきましょう。
カラーベストの塗膜表面が色あせてくる症状。
塗膜の耐久性が落ちており防水性も低下しています。
このタイミングでの塗り替えがベストです。
色褪せた状態から放置していると水捌けがさらに悪化し
苔、カビ、藻の発生原因となってしまうため要注意です。
初めて、2回目であれば塗り替え。
屋根材の耐用年数が過ぎているのであれば
他の劣化もみられるはずなので葺き替えなどの工事を行う。
塗膜の防水性の低下により水捌けが悪くなりカビ、苔、藻が発生する。
菌の繁殖力は強くあっという間に広範囲に広がってしまいます。
更に苔の根っこからは根酸と呼ばれる酸性物質が放出されており
本来アルカリ性のカラーベストを中性化させて脆くしてしまいます。
基本的には塗装前に念入りに高圧洗浄をかけてコケや藻を除去する。
あまりにも酷い場合はバイオ洗浄で徹底的に菌を除去します。
苔や藻が生えた屋根は滑りやすいため注意しなければなりません。
カラーベストなどの化粧スレートの成分はセメントが含まれており、
コンクリートやモルタルなどと同様に
「圧縮には強く引っ張りには弱い」という性質を持っています。
その為建物の動きで引っ張られたときにひび割れが起こったり、
飛来物やアンテナの転倒などの衝撃で一部が欠けてしまう事があります。
小さいひび割れはコーキング補修後に塗装で問題ないでしょう。
カラーベストの一部が欠けたり割れたりしている場合は
「欠けているカラーベストの差し替え」で対処します。
至る箇所で多数、割れたり欠けたりしていて部分差し替えが難しい場合は
葺き替え(カバー工法も状態によっては可能)の必要があります。
↑ ひび割れのコーキング補修
↑ カラーベストの一部差し替え
棟板金は釘で打ち込み固定してあります。
その釘が強風や寒暖差の影響で外に飛び出してきてしまう事があります。
こうして釘が緩んだり抜けたりしている個所の板金は少し浮いてしまうため
雨水が侵入してしまったり、板金が外れて落下してしまう危険があります。
緩んだ釘をスクリュー式の釘に交換して固定しなおします。
板金自体に破損がある場合は板金ごと交換することもあります。
(※棟板金の錆の写真がなかったので違う箇所の写真で代用しています)
板金もカラーベスト同様に塗膜の劣化→防水性低下→色褪せ→錆
の順番に劣化症状が現れます(カラーベストは錆びません)
錆を放置すると広がっていき板金自体を脆くしてしまいます。
そうすることで穴が開いてしまう場合もあります。
サビ汁もなかなか落とすのが大変なため美観の低下にもつながります。
こちらも塗り替え時に念入りに下地調整を行います。
「ケレン→錆止め塗装→仕上げ塗装」という手順です。
沢山穴が開いていたり、板金自体の耐久性が
著しく低下している場合は板金交換を行ったほうが賢明でしょう。
下記リンクも参考にご覧ください。
・素地調整・下地調整の重要度は大!ケレン編
表面の塗膜の防水性が切れると吸水性が非常に高くなります。
そうして内部に溜まった水が冬には凍結して膨脹、
夏の暑さで収縮を繰り返すことでカラーベストが反ってしまいます
(写真が分かりにくいかもしれません。すみません・・・)
塗り替えを行った場合は、反りの進行は食い止められますが
反ったカラーベストを元の状態に戻すことはできません。
反りが酷い場合は一部差し替えか、葺き替えを行うしかありません。
いかがでしたでしょうか?
外壁も屋根も適切な時期にメンテナンスを行うことが
工事費用削減のポイントなので定期的に点検を受けましょう!
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