外壁塗装※外壁面積の求め方とは?どこまで見積もりに含まれる?
外壁塗装のお見積りに関するお問い合わせをいただくときに非常に多くお客様から言われるのが
「私の家は〇坪なんだけど外壁塗装はいくらくらいになるの?」といったご質問です。非常に多いです(^-^;
ですが、外壁塗装の計算に必要なのは坪数でも延べ床面積でもなく外壁の面積です。
そのために今回は簡単に分かる外壁面積の求め方をご説明していきたいと思います。
そもそも建坪と延床面積の違いは?
①玄関(北面)からみた図
②側面(東面)からみた図
※ササっと書いたので非常に雑な絵ですがお許しください(^-^;
つっこみどころも満載ですね・・・すみません
例えばこの絵の様なお家で考えてみましょう。(非常に細長いお家になってしまいました・・・)
簡単に書いた立面図ですが、①枚目が玄関側から見た立面図、②枚目が側面から見た立面図です。
建物の内部はこのようになっています。
(今回は分かりやすいように1階と2階の床面積を同じにしています)
一番よく言われる「坪数」とは
お問い合わせ頂いた時に一番多く聞かれるのは
「家は〇〇坪ですが塗装するのにいくらかかりますか?」という質問です。
皆様がおっしゃる〇〇坪というのは建坪の事を指していることが多いと思うのですが
この建坪という言葉、非常に定義が曖昧で人によってどの部分を指しているのか変わってきます。
なので私の勝手な解釈で「お客様がおっしゃる建坪=1階の床面積」と考える様にしています。
建築士や建築関係者が言う建坪は「建築面積」である場合が多く床面積とは異なります。
※この辺はかなり細かいお話になってしまうので説明は省略します
なので3枚目の図でオレンジ色に囲われている部分を指している方が多いのです。
図にしてみると分かりやすいと思いますが、外壁塗装をする際にオレンジの部分は必要でしょうか?
答えは「NO」ですね。その為、坪数をお伝えいただいてもあまり金額の目安にはなりません。
たまに言われる延べ床面積
そして稀ではありますが
「延床面積が〇〇㎡なんですが外壁塗装はいくらかかりますか?」
といったご質問ですね。正直延べ床面積が本当に延べ床面積なのかもわからないですが
「延べ床面積とは建物全体の床の面積」です。なので3枚目の図で説明すると
オレンジで囲った1階の床面積+黄緑で囲った2階の床面積=延べ床面積 です。
こちらも勿論外壁塗装のお見積りには必要のない部分となってきます。
では外壁面積を求めるのに必要なのは何か
では外壁面積を求めるのに必要なのは一体なんなのか?
答えは「建物外周の長さと建物の高さ」です。※非常に簡単に説明するとですのでご了承ください。
今回私が書いたへたくそなお家で考えると、玄関から向かって建物を見た際に
横幅が5m、奥行きが10mあり建物の高さは6mですね。
なので 2(5+10)×10 という計算式になります。
この計算式の答えは300となりますが、ここで計算終了ではありません。
開口部の計算も必要
外壁の面積を求めても全ての部分を塗装するわけではありませんよね?
窓やドアなどは塗装する必要がありません。そういった部分を「開口部」と呼び
最初に求めた外壁面積からマイナスする必要があります。
その際に全ての窓や扉のサイズを測っていくのは非常に手間も時間もかかります。
何より現場調査の際には足場がありませんので2階にある窓などを正確に測ることは不可能です。
そのため最初に求めた面積の10~15%を引くことで大体の開口部の計算を出していきます。
基本的には15%で計算しますが、非常に開口部が少ないお家などはパーセンテージを減らして調整します。
ということで先ほどの計算式から開口部を15%で計算すると・・・
300×0.15=45
この建物の開口部は45㎡分あるということなので
300-45=255
この建物の外壁の塗り面積は255㎡という計算になるわけですね。
求めた外壁塗り面積に追加していく部分
①ベランダの内壁部分
②腰壁の内側部分
先ほど計算した部分以外にも塗る必要がある部分は意外に多いものです。
例えば写真の様にバルコニーやベランダの内側にある壁や天井、
腰壁の外側は先ほどの計算式内に含まれますが
内側の壁部分は含まれていないので別途で測り計算し加算していかなければなりません。
③べランダ土間下(軒裏)
④庇のモルタル部分
あとは2階より上にベランダがある場合は必ず③の様に軒裏がありますので
こうした部分も塗装が必要ですし、写真の様に雨漏れしている場合も多くしかっりした点検が必要です。
④の様な庇は上部は鉄ですが庇裏側はモルタルですので外壁と同じ塗料を使用して塗装します。
軒裏がモルタルではなくボードを使用している場合は塗料を変える必要があります。
付帯部の計算も忘れずに
そうして大体の塗り面積が出せたら後は付帯部と呼ばれる部分の計算をします。
付帯部とは「鉄部・木部」の事を指しており、外壁に使う塗料とは別の物を使用します。
(外壁には水性塗料を使うことが多いですが鉄部などには油性塗料を使用します)
(外壁に油性塗料を使用する場合は同じものを鉄部にも使用することができます。)
付帯部に含まれる主な部分は下記の様な部分です。
竪樋
軒樋
雨戸や戸袋
庇
施主様と相談して塗るか決める部分
アルミ製の笠木
巻き込み式のシャッターとシャッターBOX
まずアルミは基本的に塗装は必要ありませんがどうしても錆が気になる場合や
もう既に塗装してある場合などは施主様とどうするか相談しながら決めていきます。
というのもアルミに塗装しても比較的早く剥げてしまう場合が多くガッカリされる方が多いので
事前にそう言った点を説明しながら塗るか塗らないか施主様のご希望で決めていきます。
巻き込み式のシャッターも同様にどうしても巻き込んで収納されるため
せっかく塗装してもすぐに剥げてしまう事が多いのでそうしたリスク説明も大切ですね。
こうしてみると意外と計算しなければならない部分が多いと思われたのではないでしょうか?
今回ご紹介したほかにもまだまだお家によって追加しなければいけない部分や
計算方法が異なる場合も多く同じ大きさだから料金も同じとは限らないということですね。
その為、弊社ではお電話でいくらかお問い合わせ頂いた場合も実際にお伺いして
実際に実測し状況を把握してからのみお値段をお伝えさせていただくようにしております。
早く金額を知りたい皆様のお気持ちも非常によくわかるので心苦しいのですが
適当にお答えして実際お伺いしてみたらあんなところがあった!こんなに劣化している!
これではお伝えしていた金額よりもはるかにオーバーしてしまう・・・
なんてことが起きて皆様をガッカリさせない為にもこの点は徹底させていただいております。
今回はどうやって計算しているのかしら?どんな部分が塗装に含まれるの?
といった疑問や不安をお持ちの方に少しでも参考になればと思い書かせていただきました!
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